J.Make

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素材と向き合うものづくり焼杉板・素材へのこだわり

J.Makeの製品は、庭園で使用している貴重な天然素材の端材を活用したアップサイクル製品です。
日本の天然素材は、土地ごとの気候や風土が育んだ豊かな個性と、自然ならではのぬくもりがあります。
わたしたちは、その素晴らしさを暮らしの中でもっと多くのみなさまに感じていただきたいと願っています。

自然の風合いやぬくもりを損なうことなく活かすことで、ひとつとして同じもののない表情を生み出しています。
木や石、竹など自然が持つ美しさやぬくもりそのままに、職人の技で丁寧に仕上げることで、日々の暮らしに寄り添う心地よさと豊かさをお届けいたします。

焼杉板

両面焼と浮き彫り加工が織りなす、表情豊かな風合いの島根県産焼杉板を使用

一般的な焼杉板は、表面のみを焼くことが多いのですが、「J.Make」の焼杉板は、両面を焼き上げる特別なものです。杉板を焼く際、焼きすぎると水分が失われるので、板の反りやひび割れが生じる場合があり、焼き加減が非常に重要になります。二面を焼くには、さらに焼き加減に留意して行う必要があります。

火であぶることで表面全体を炭化させ耐久性や耐腐食性を高めながら、木目模様を引き立てます。この味わいのある焼杉板は、収納やインテリアにぴったりの「焼きすぎたな箱」や、箱庭の土台となる箱など暮らしに寄り添う製品に生まれ変わります。職人が手仕事で一つひとつ丁寧に仕上げています。

紀州景石

『紀の川』の河川改修の際にしか採集されない希少な川石

奈良県の大台ケ原から和歌山県の紀伊水道まで流れる一級河川の『紀の川』の河川改修の際にしか採集されない希少な川石(紀州砂利)を景石として厳選しています。庭に据えられる景石は、表面の変化や自然な表情が豊かで、落ち着いた色合いのものが選ばれます。品格と格調を高める存在として、庭の中心にふさわしい重厚感を備えています。

紀州景石は、河川改修の際に採集される景石なので多彩な大きさや形をもち、同じものがひとつとして存在しません。自然がつくり出した豊かな表情をもち、箱庭にやさしい趣を添える大切な素材です。

黒竹

和歌山県で採集された天然の竹

青竹は、時を経て約3年ほどで深みのある黒色へと変化します。採取された黒竹は、節の部分にわずかな反りがあるため、火で丁寧に炙りながら特殊な加工を施した棒を使いながら矯正します。炙ることで余分な油分が抜け、艶やかで美しい黒竹へと仕上がります。

庭木戸の矢来を製作する際に生まれる黒竹の端材を、時間をかけて丁寧に乾燥・加工し、箱庭の素材に。自然が育んだ黒竹を、手間ひまと職人の技で磨き上げ、空間に奥行きと品格を添えてくれるインテリア素材として新しい命を吹き込んでいます。

紀州備長炭

和歌山県の豊かな自然の中で長い歳月を経て育ったウバメガシが原木

紀州備長炭は、和歌山県の自然豊かな山々で歳月を重ねたウバメガシを原木とし、丁寧に熱処理を施した炭です。現在は造林が追いつかず、大変貴重な存在となっています。窯から出した後に砂と灰で急冷され、表面が白くなることから「白炭」と呼ばれています。無数の微細な孔が空気を通すことで、消臭効果も期待できるといわれています。

この「紀州備長炭」を箱庭のパーツに用いることで、自然素材ならではの落ち着いた風合いと、凛とした気品をそっと添えることができます。小さな景色の中に、日本の自然が息づく特別な趣を感じていただけます。

そのほかにも、庭園を彩る大切な素材を活用し、心を込めて製品へと仕上げています。